平成22年6月15日 第1回新作日本刀 刀職技術展覧会−1
12日(土)刀文協の第1回新作日本刀 刀職技術展覧会へ行ってきました。
今回の刀文協のコンクールは作刀部門・刀身彫刻部門・研磨部門・刀装部門と全ての部門のコンクールが行われました。
作刀部門は、刀短刀込みで37口、審査員出品6口の計43口
刀身彫刻1点
研磨部門33口、審査員出品5口の計38口
刀装部門では
刀装具16点、
ハバキ9点審査員出品2点、
白鞘9点、
柄巻き部門8点審査員出品2点、
鞘塗り部門2点、
拵4点、審査員出品1点
という構成です。
会場はホテルオークラの大倉集古館で、展覧会に先立って開かれた内見会に5000円の会費を払っての参加でした。
会場は大変なにぎわいで、皇族の方を始め、政府の官僚、各界の有名人など多数の来賓が来ておられて、出来たばかりの会とは思えない勢いが感じられました。
ただ残念な事にこの有料の内見会は、受賞作品を手に取ってみる事が出来るものと思い込んで参加したのですが、展示場の関係でそれは出来ず、通常の展示を見るだけの会になっていました。
確かに来賓の挨拶なども有り、会場の外のベランダには軽い食べ物と少し飲み物も出ていて華やいだ感じも有りましたが、刀を見る事に関しては一般の展示と何ら変りませんでした。
それに久しぶりに会った知り合いと挨拶をしたりして話し込んだりしているうちに、結局、何もありつけず、そうこうしているうちに、鉄鋼協会のフォーラムでお世話になっている先生に久保刀匠共々ホテルのバーへ拉致されてしまいました。まあ丁度喉も乾いていましたし、そちらも嫌いな方ではないので一休みとばかり座ったのですが、最初は4人だったメンバーが次から次へと増えて行き、最後には9人での宴会状態になってしまいました。こうなるとさっさと席を立って会場に戻るのも難しく、結局、展覧会の会場が閉まる時間まで居座ってしまいました。
いったい私ゃあ5000円も会費払って何やってるんでしょうね?
ただこのメンバーは、私達刀鍛冶、金属関係の学者、映像作家、彫金家、歴史学者、ジャーナリストなど、何が何だか分からない集まりで、話の内容も多岐にわたりとても楽しい時間を過ごす事が出来ました。という訳で、展覧会の方は明くる日に仕切り直しで、新たに800円の入場料金を払い見に行く事となりました。